Yuko Eguchi, MBA-IB Graduate, Class of 2024
文科省の支援の下、早稲田大学が主催して行う、筑波大学を含むGTIE(Greater Tokyo Innovation Ecosystem)加盟大学を対象とした選抜型研修です。国際水準の起業スキルを身に付け、海外のスタートアップ企業、若手起業家、ベンチャーキャピタル(VC)、先端技術を持つ大学等とのネットワークを構築する機会を、国内でのブートキャンプや、メルボルンの現地研修を通じて提供するプログラム構成となっています。
2024年3月3日~3月9日(研修は3/4~3/8の5日間)の期間、グローバルなビジネス展開を目指す若手起業家及びその予備軍となる学生起業家4名が、メルボルンビジネススクールでの研修に参加しました。スタートアップ企業の創業者としても経験豊富な講師陣から、実践形式の授業を受けました。彼らは非常に巻き込み力に優れており、全ての講義から新たな学びがありました。
また、現地スタートアップ企業の創業者を招き、毎回一緒にランチをしながら親睦を深め、起業に重要な話を、直接できたことも貴重でした。講義の後には市内を散策し、メルボルンの魅力を味わう事も出来ました。そして、沢山の方々のご協力によって、領事館、アクセラレーター、研究所を訪問し、有意義な議論を行わせて頂きました。
最終日には、現地VCの方々の前で発表し、有益なフィードバックを得たことも、今後役に立つ経験となりました。
"小さなWin"を意識し、それを達成し続ける事の重要性が、本研修で最も影響を得た教訓でした。私達は、社会や職場、学校といった、ありとあらゆる場面で、常に結果を求められます。成果だけが賞賛され、成果を出せなかった場合の過程は見過ごされがちです。しかし、どんなに小さなことでも、自分がやると決めてそれを達成できたのであれば、十分に価値があるという事に、改めて気付かされました。日々の“小さなWin”の蓄積が、やがて大きな成功に結び付く礎になるという事を。
メルボルンの、起業に対する支援の手厚さや、人の寛大さ、街の美しさなど、どれをとっても一生忘れられない、本当に素敵な1週間を過ごさせて頂きました。本プログラムに参加させて頂いた事、関係する皆様に感謝申し上げます。